XPERIA Z4・XPERIA Z3の画面サイズ・電池容量の違いを比較

2015年夏発売予定のXPERIA Z4を買うべきか。手頃な値段に落ち着いたXPERIA Z3を手に入れるべきか。この記事では、画面サイズ・ディスプレイ解像度・バッテリー容量の観点に絞って考えてみたいと思います。

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5.2インチの画面サイズ、フルHD解像度は変わらない

XPERIA Z4、XPERIA Z3ともに画面サイズは5.2インチ。ディスプレイ解像度はフルHD（1920×1080ドット）。違いはありません。どちらを選んでも大きな画面、解像感たっぷりのディスプレイで動画再生やウェブページの閲覧を快適に楽しむことができます。

ソニーと言えば、液晶テレビ・BRAVIA（ブラビア）。XPERIA Z4、XPERIA Z3にもブラビアで得た映像技術が盛り込まれています。トリルミナス・ディスプレイ for mobileがその一つ。幅広い色域で豊かな自然の色合いや繊細な色の違いを再現。Live Color LEDを採用することにより、赤色と緑色を鮮やかに見せてくれます。

ソニー独自技術で鮮やかな映像美。YouTubeも綺麗に見れるX-Reality

低解像度の映像をクッキリ見せるX-Reality for mobileは、YouTube動画などでも適用されるため、簡単にその効果を感じ取ることができます。ディスプレイの明るさだけでなく、画質までをも調整するセンサーは、XPERIA Z3から好評を博してきたディスプレイ技術です。2014年10月発売のXPERIA Z3を選んだとしても、大きな画面サイズ、精細感たっぷりの画面解像度、美しい映像を作り出す映像技術などは変わらず手にすることが出来ます。

XPERIA Z4の電池容量は2,930mAh。XPERIA Z3は3,100mAh

バッテリー容量には違いがあります。XPERIA Z4は2,930mAh。XPERIA Z3は3,100mAh。170mAhの差がありますが、XPERIA Z4は省電力性に優れたCPU・スナップドラゴン810を搭載しています。わずか170mAhの差がバッテリー持ちに大きな影響を与えることは考えにくいと思っています。

XPERIAには、省電力機能・STAMINA（スタミナ）モードが搭載されています。スタミナモードをONにすれば、XPERIAは省エネモードに移行。画面オフにした時のアプリ動作、GPS位置情報などの通信を無効にすることで、バッテリーを長持ちさせることが可能です。この機能は非常に有効なもので、私もスタミナモードを常時ONにすることで電池切れとは無縁の生活を送っています。

電池容量
XPERIA Z4 ： 2,930mAh
XPERIA Z3 ： 3,100mAh

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XPERIA Z3のバッテリー性能に不満な人も

一部ユーザーからの評価では、「XPERIA Z3は期待したほどの電池持ちではなかった」という声が聞かれるのも事実です（XPERIA Z3 SOL26発売後の購入者レビュー評価・感想まとめ）。私が思うに、けっしてXPERIA Z3のバッテリー性能が劣っているという事ではないように思います。期待したがゆえの肩すかし、電池容量3,100mAhとスタミナモードに対しての期待値が大きすぎた事による感じ方なのではないかと予想しています。極論を言えば、電池容量が4,000mAhになったとしても、ユーザーの期待値や使い方によっては不満が尽きることはないでしょう。

単純な電池容量の大きさでいえば、HuaweiのAscend Mate7は4,000mAh。富士通のARROWS NX（F-02G）とLGのG Flex LGL23は3,500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これらの数字は、わかりやすく電池性能をアピールできるものだと感じます。重要なのは電池容量の大きさだけでなく、それを長持ちさせる省電力機能であることは言うまでもありません。

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ソニー以外のメーカー各社も、バッテリー性能に力を入れている

大容量バッテリーが当たり前となった昨今、メーカー各社が省エネ機能に力を入れています。XPERIA Z3の電池容量3,100mAh、スタミナモード・省エネ機能に特段の優位性が感じられないのは、ソニー以外のメーカー各社がバッテリー持ちに本腰を入れていることも影響しているのではないでしょうか。

たとえば、SHARPのAQUOS ZETA（ドコモSH-01G）。3,300mAhの大容量バッテリーに加え、省電力が特徴のIGZO（イグゾー）ディスプレイ採用、ソニーのSTAMINAと同等機能「エコ技」を搭載しています。これにより5.5インチの大型画面でありながら、長時間のバッテリー持ちを実現しています。

まだまだイケるはず。XPERIAの電池容量、省エネ性能

私は電池容量3,000mAhのXPERIA ZL2を使用していますが、1日使っていて電池切れを心配することはありません。STAMINAモードをONにして、電池消費の大部分を占めるディスプレイは最低輝度まで下げています。13,400mAhのモバイルバッテリーcheero Power Plus 3を併用しているため、現状のバッテリー性能に大きな不満はありません。

1日にどれくらいバッテリーが持つか、ということはスマホユーザーの多くが重要視するポイントです。メーカー各社が大容量バッテリー、省エネ機能に力を入れています。XPERIAも現在の省エネ機能、電池容量に甘んじることなく、さらに快適なバッテリーライフを実現させてほしいと願っています。

どうなる、XPERIA Z4バッテリー性能へのユーザー評価

あえて2,930mAhという電池容量を選択したXPERIA Z4に求められるのは、スタミナモードによる省エネ性能、スナップドラゴン810がもたらす省電力性能であるといえます。XPERIA Z3（3,100mAh）からスペックダウンとなる2,930mAhが、果たしてユーザーにどう受け入れられるのか。日常生活における体感として、どれほどの影響を与えるのか。スタミナモードやCPU性能が、スペックダウンした電池容量をどの程度までカバーしてくれるのか。XPERIA Z4発売後のユーザー評価を楽しみにしたいと思います。

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