2015年6月1日月曜日

激安モバイルバッテリーのOMAKERってどんな会社?



1,899円で買える5,200mAhのモバイルバッテリー・S-X3を販売している『OMAKER(オーメイカー)』。一体どんな会社なんだろうと気になり、調べてみました。商品提供(S-X3)のお話をいただいた時、すぐに「商品ではなく、会社をレビューしたほうがいいんじゃないか」と思いました。日本での知名度はほぼゼロに近いと言っても過言ではない状況だと感じたからです。「安いし評判も良いみたいだけど、一体どんな会社が作ってるの?信頼できる?」という方々に、ぜひご覧いただきたいと思います。






Omakerって、どんな会社?

Omaker(オーメイカー)は2002年設立。中国拠点の貿易会社としてスタートしました。2013年から自社製造の商品開発・販売をスタート。モバイルバッテリーやbluetoothスピーカー、スマホケースなどのアイテムを多数リリースしています。Amazon.comでは、USBカー・チャージャーや防水仕様のbluetooth・NFCスピーカーがベストセラー1位(最も売れている商品)に輝くなど、すでにアメリカ市場では存在感を発揮しているOmaker。スペインやイギリス、フランスなどのヨーロッパ市場にも製品を投入しています。

米・Amazon.comでベストセラー1位を獲得したUSBカーチャージャー



実力を持った者たちが集う、Omaker(オーメイカー)

Omakerの最高執行責任者は、モバイルバッテリーで有名なAnkerの営業部でマネージャーを務めていた方です。その他、スタッフにはATC(中国の有名貿易会社)出身者などもいます。私とのメールを担当してくださった方は、IBMの出身。日本のオムロン、SGS(Sony global solutions)、IGA(IBM global Account)などを相手にお仕事をされていたようです。「どうしてIBMという大きな会社からOmakerに?」と尋ねたところ、「真面目な企業姿勢とそこで働くスタッフたちの仕事ぶりに感化されたため」と教えてくださいました。大企業の安定をなげうってでもチャレンジする意味や勝機が感じられる会社なのだろうと想像します。

Omakerという会社名すら知らなかった私は、そこで働く社員の方々がどんな経歴の持ち主なのかといった質問をストレートにぶつけてみました。AnkerがGoogle元社員によるベンチャーとして有名である事実を考えれば、Omakerにも同じような説得力が必要だと感じたからです。失礼なことだとは思いつつも、スタッフの経歴に関する情報もブログに書きたいと思い、教えていただきました。




米・Amazonでベストセラー1位を獲得した、Omaker

米・Amazonでは、低価格かつ信頼性の高い製品として強固なポジションを確立したOmaker。私がレビューしたモバイルバッテリー・SX-3は、米・Amazonで123件のレビュー(評価4.7/5)を獲得。10,000mAhの大容量バッテリーは、実に1300件以上のレビュー(評価4.6/5)を獲得しています。このレビュー総数と評価は、強敵・Anker(アンカー)に次ぐレベルとなっています。

Ankerが「売れてるモバイルバッテリー」である事実は日米共通ですが、2位以下のメーカーに目を通してみると事情はやや異なります。日本ではcheeroが圧倒的な人気・知名度を誇っており、ダンボーバッテリーや大容量のcheero Power Plusが有名。Amazonランキングの上位も、AnkerとCheeroの2社独占状態です。

しかし米国市場においては、日本で聞き慣れないメーカーが火花を散らす混戦状態。Poweradd(パワーアド)、Teck Net(テックネット)、RAVPower(ラブパワー)などのメーカーが、熾烈な2位争いを展開しています。その中でもOmaker(オーメイカー)は5200mAhクラス、10,000mAhクラスのモバイルバッテリー製品群で抜きん出た評価と販売数を誇るメーカーとして、米国・Amazonで強い存在感を発揮しているのです。

bluetooth/NFC対応・ワイヤレス防水スピーカーも、ベストセラー1位


Omakerのモバイルバッテリーは、PSE適合性試験合格で安心・安全

私がOmakerという会社を調べる中で引っ掛かったのが、「OmakerのモバイルバッテリーはPSE認証ライセンス取得」というセールスアピール(謳い文句)でした。海外のメーカーには、モデルAという製品の適合証明書を手にしたら、モデルBやモデルCでは適合性検査を行わずに「PSEライセンス取得」を謳うケースが存在します。こうした疑念を素直に伝え、モバイルバッテリー・S-X3の試験報告書を見せてほしいとお願いしたところ、即座に快諾してくださったのです。気持ち良いくらいの即答で、後日しっかりと書類を画像添付していただきました。また、他の製品のPSE適合証明書なども見せていただきました。

PSEジャパンの代表者ブログでは、これら専門的な話がわかりやすく書かれているのですが、ざっくり言うと「PSE適合性検査をモデルごとに行うのは非常に面倒なことで、それをしっかり行っている海外メーカーは限られる」ということ。今回レビューしたモバイルバッテリーS-X3はPSE適合性検査に合格しており、安心して使用することができます。また、これらの事実はOmakerの安全に対する取り組みを知ることができる判断材料であるとも言えそうです。


Omaker オーメイカー
モバイルバッテリー S-X3
5,200mAhの小型軽量モバイルバッテリー。パワフルな出力2.1Aでスマートフォンを高速充電。iPhone 6ならフル充電が2回可能。
Omaker S-X3 5200mAhモバイルバッテリー(2.1A出力)ブラック×グレー



真面目で真摯な担当者。 信頼できる会社だと感じた

商品提供のお話を頂いてからレビューを書きあげるまで、私とOmakerの社員さんで15通ずつメールのやり取りを交わしました。機能や使い方はもちろん、安全性能から工場の検品体制に至るまで、まさに“質問攻め”でした。担当者はとても真面目で、真摯に対応してくださる方でした。聞けば丁寧に教えてくれる。日本流のメール対応や言葉遣いを徹底している。そして何より、画面の向こうには人がいるのだという思いをもって、あたたかく接してくれたのです。これらは基本的な事ではありますが、この基本すら徹底されていない企業の窓口対応に腹を立てた経験はきっと私だけではないはずです。ヒトを相手に仕事をしている。このことを忘れず、驕(おご)らず、かつ親しみをもってメールのやり取りをしてくださった事は、Omakerという会社が真面目なスタッフによって運営されていることの証明であると感じました。

また、日本語がお上手だったので理由を尋ねてみたところ、「日本のドラマが好きで、大学で日本語を4年間勉強しました」と教えてくださいました。日本語が流暢なだけでなく、日本人と同じか、それ以上に丁寧な受け答えで、多くの質問に回答してくださったのです。私はその姿勢に、Omaker(オーメイカー)の真面目で熱心な企業姿勢を感じることができました。日本語が話せるだけでなく、ビジネスで通用する敬語をマスターし、日本人の顧客心理を心得た対応ができる。担当者の並々ならぬ努力、真摯な姿勢が感じられるポイントの一つでした。日本市場で受け入れられるためにできること、スタッフの配置などもしっかりと行われている印象を受けます。

Omakerには優秀なスタッフがいて、高品質・低価格な商品がラインナップされている。それだけでなく、「この会社を世界に羽ばたかせていこう」という強い熱意が存在する。私はいくつもの質問を重ねる中でそれらの事実を知り、社名すら知らなかったOmakerのレビュー依頼を受ける決意をしました。“よくわからない会社のよくわからない商品”など、ブログで紹介することはできません。「Omakerってどんな会社?」「製品の使い方は?安全性能は?」。私が疑問に感じたことの全てを、担当者の方は納得いくまで丁寧に回答してくださいました。






Omakerは、Anker・cheeroに勝てるのか?

モバイルバッテリーの有名メーカーと言えば、Anker(アンカー)、cheero(チーロ)。アマゾンの人気ランキング上位7製品を独占しているのも、この2社です。チーロはティ・アール・エイ株式会社(1990年設立)による日本のブランド。2014年発売のcheero Power Plus 3では日本製電池を採用するなど、安全設計を重視しています。ダンボーバッテリーなどの人気商品によって、高い知名度を誇るのが日本のcheeroです。

アメリカに本社を置くAnker(アンカー)は米Google出身の社員数名によって創設された会社。2013年には日本法人を設立し、高品質な製品をリリースし続けてきたことで知名度をグングン上げています。これらの事実から、cheeroとAnkerが市場を独占している状況はごく自然なことだと考えます。日本のモバイルバッテリー市場において、この2強を崩すことは困難であると言えるでしょう。2013年から自社製品の販売をスタートさせたOmaker(オーメイカー)にとっても、非常に難しいチャレンジになると予想されます。

私が「Ankerやcheeroの5,200mAhバッテリーと製品比較しても問題ないですか?」と訊いたところ、このような返事が返ってきました。「Ankerやcheeroと比較されるなんて光栄です。弊社も彼らのいいところを学んで頑張っていきたいと思います」。競合2社との比較を恐れたり嫌がるどころか、歓迎すべきことだと教えてくれたのです。Anker・cheeroの5,200mAh製品とのスペック比較も、後日掲載を予定しています。

ユーザー視点で見た場合にも、2社の牙城を崩すことなど容易ではないと感じます。しかし、安全・高品質・低価格をモットーとするOmakerの挑戦を、私は応援したいと思いました。そして、Omakerが今後どのような戦略をもって日本市場に挑み、Ankerやcheeroと勝負するのか、その行方をワクワクしながら見守りたいと思います。

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Omaker オーメイカー
5200mAh モバイルバッテリー S-X3
5,200mAhの小型軽量モバイルバッテリー。パワフルな出力2.1Aでスマートフォンを高速充電。iPhone 6ならフル充電が2回可能。約1,899円
Omaker S-X3 5200mAhモバイルバッテリー(2.1A出力)ブラック×グレー

Omaker オーメイカー
5200mAh モバイルバッテリー S-X3
ブラック×イエロー。アウトドアやスポーツ、サイクリングなどの趣味・持ち物に映えるカラーです。製品仕様はブラック×グレーと同一。約1,899円
Omaker S-X3 5200mAhモバイルバッテリー(2.1A出力)ブラック×イエロー

Omaker S-X5
10000mAh モバイルバッテリー S-X5
大容量10000mAhのモバイルバッテリー。気軽に買える低価格が魅力。USBポート2個でスマホ・タブレット2台を同時充電。Omaker S-X5 10000mAhモバイルバッテリー

Omaker
Quick Charge 2.0対応 充電器
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Omaker
microUSBケーブル 5本セット
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Omaker マイクロUSBケーブル 5本セット




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