2015年12月10日木曜日

1番人気の東芝microSDカード64GBを買った 40MB/s安い!



東芝microSDカード64GB(SD-C064GR7AR040A)を購入しました。

売れ筋ランキングにおいて、価格コム1位、アマゾン5位、楽天市場でも上位。売れてる人気のTOSHIBA製マイクロSDカード64GB。特徴・メリット・選ぶべき理由、購入時の注意点をわかりやすく解説します。

マイクロSDカードの製造国|日本製が少なく、台湾製が多い理由はなぜか?

東芝EXCERIA|マイクロSDカード全種類&選び方をアドバイス






価格コム1位!アマゾン5位。楽天でも上位の東芝製microSDカード64GB

東芝・SD-C064GR7AR040Aは、大人気のmicroSDカード64GBです。価格コム売れ筋ランキング1位。楽天市場ランキング10位。Amazonランキングでは5位と8位に東芝・SD-C064GR7AR040Aがランクインしています。いずれも2015年12月10日現在のランキングとなっており、順位は日々変動します。過去にはAmazonで3位に輝いていたり、楽天市場のmicroSDカード売れ筋ランキングで日間1位に輝くなど、とにかく売れてる東芝製microSDカード64GBが、東芝・SD-C064GR7AR040Aです。

東芝microSDカード64GB(SD-C064GR7AR040A)



人気の理由は4つ。安い!大容量、東芝、日本製

東芝・SD-C064GR7AR040A大人気の理由。それは、安さ、大容量、東芝製、日本製の4点に集約されます。千円台でも購入可能な安さは、何よりの強み。写真も動画もたっぷり保存できる64GBは“ほどよい大容量”。128GB(最安8千円前後)に比べてコストパフォーマンスの良さが際立ちます。業界のパイオニア・東芝製。大きな安心感を得られる日本製。

東芝製64GBマイクロSDカード(日本製)



スマホで使えるmicroSDカード

androidスマートフォンで使える「外部メモリ」とは、主に「microSDカード」のことを指します。東芝・SD-C064GR7AR040Aも、スマホで使える64GBの大容量microSDSDカード。お持ちのスマホに挿すことで、ストレージ容量のアップ・大容量化を図れます。注意点としては、「microSDXCカード対応のスマートフォンで使用すること」。microSDHCカードのみ対応のスマホでは使えません。XPERIAユーザーの方はXPERIAで使えるmicroSDカード最大容量まとめ。キャリア機種別でご確認ください。他社製の高機能スマホをお使いの方も、ここ1~2年で購入されたのであればmicroSDXCカードに対応している可能性が高く、問題なく使えるはずです(念のため仕様表・スペックを確認してください)。

本製品はmicroSDXCカード。microSDXCカード対応スマホで使える



転送速度40MB/秒は平凡。 必要最低限はクリアしている

東芝・SD-C064GR7AR040Aは、転送速度(読み出し速度)は公称40MB/秒。この数値は、他製品と比べて優れたものではありません。むしろ必要最低限の数値であるといえます。XPERIAの4K動画撮影、ハイレゾ音源の保存などには不向きです。なぜなら読み出し速度・書き込み速度ともに遅いからです。しかし写真撮影、画像・音楽データの保存には問題ありません。フルHD動画の記録も、推奨はしないものの可能です。実際に音楽データを数十GB書き込んでみたところ、超高速モデルのmicroSDカードと比べてだいぶ時間は必要でした。ただし必要最低限の転送速度はクリアしている、と判断します。

東芝・SD-C064GR7AR040Aは、転送スピードの速さで選ぶ製品ではありません。安さで選ぶ製品です。速さを必要とするのであれば、東芝EXCERIAを購入してください。読み出し95MB/秒・書き込み50MB/秒、“東芝最高速”の転送スピードを持つmicroSDカードです。超高速・EXCERIA microSDカード購入レビューは東芝EXCERIA 64GBは信頼できる95MB/s超高速microSDをご覧ください。

左:今回購入した東芝64GB 右:東芝EXCERIA(超高速モデル)。転送スピードに大きな違い
東芝EXCERIA 64GBは信頼できる95MB/s超高速microSD



ベンチマークテスト結果(パソコン USB 3.0)

USB 3.0接続のパソコンでベンチマークテスト。転送スピードを検証しました。結果は、読み出し速度46MB/秒。書き込み15MB/秒。転送速度は公称値40MB/秒をわずかに超えています。書き込み速度15MB/秒を評価するなら「遅い」の一言に尽きます。書き込み速度が遅いことのデメリットは、大容量の4K動画・フルHD動画撮影で安定した記録保存ができない、写真の高速連写撮影などでエラーが生じるなど。写真や音楽データの書き込み程度ならば容量もたかが知れているので問題ありません。

比較対象の「東芝EXCERIA」は東芝最高速、「サンディスクExtreme PRO」は世界最高速の転送速度を誇るmicroSDカードです。いずれも64GBモデルで検証しています。東芝EXCERIAの購入レビューは東芝EXCERIA 64GBは信頼できる95MB/s超高速microSDを、サンディスクExtreme PROの購入レビューはサンディスクエクストリームプロmicroSD64GB購入レビューをご覧ください。

東芝 SD-C064GR7AR040A(本製品):
読み出し46MB/秒・書き込み15MB/秒
東芝 EXCERIA(MUH-B064G):
読み出し93MB/秒・書き込み60MB/秒
サンディスクExtreme PRO:
読み出し95MB/秒・書き込み83MB/秒

読み出し46MB/秒・書き込み15MB/秒(パソコン USB 3.0)


ベンチマークテスト結果(スマホに挿した状態)

スマホ(XPERIA ZL2)に挿した状態でベンチマークテスト。結果は読み出し速度37MB/秒。書き込み速度14MB/秒。読み出し速度はそこそこで、問題ありません。書き込み速度は遅い、しかし画像・音楽データの書き込みに問題はありません。問題が生じるとすれば「4K動画の書き込み」など大容量データを書き込む場合なので、4Kやハイレゾ音源などを必要としないユーザーにとっては問題ありません。

東芝 SD-C064GR7AR040A(本製品):
読み出し37MB/秒・書き込み14MB/秒
東芝 EXCERIA(MUH-B064G):
読み出し42MB/秒・書き込み28MB/秒
サンディスクExtreme PRO:
読み出し42MB/秒・書き込み40MB/秒

読み出し37MB/秒・書き込み14MB/秒(スマホ)



東芝製microSDカードが選ばれる理由


東芝は業界のパイオニア
東芝は、「NAND型フラッシュメモリ」のパイオニア(開拓者)です。NAND型フラッシュメモリとは、写真や動画、音楽を保存できるストレージ(記憶媒体)。SDカード、microSDカード、USBメモリ、スマホ内蔵ストレージに使われています。東芝はこの分野で世界2位。韓国・サムスンと市場シェアを争う世界的な企業です。市場シェア3位のSanDisk(サンディスク)とは2000年に事業提携しています。

業界のリーダー
「SDアソシエーション」のボードメンバーでもある東芝。1000以上の企業が加盟する同団体において、ボードメンバー(取締役会役員)として参加が許されているのは13社のみ。東芝のほかにソニー、キヤノン、パナソニック、サンディスク、サムスンなど、世界的な企業が名を連ねています。エグゼクティブメンバー(執行委員)が58社、のこり数百社がゼネラルメンバー(一般会員)として参加するSDアソシエーションの中でも圧倒的な技術力と存在感を示し、業界を牽引しているのが東芝です。

サンディスクも東芝と協業
サンディスクは、三重県・四日市にある東芝の工場で、自社製品の半導体チップを生産しています。メモリーカードで圧倒的人気を誇るサンディスクも、核となる半導体チップは東芝の工場で製造しているのです。SanDisk製品に「Made In China」とあるのは、“ガワ”の組み立てを中国で行っているという意味で、半導体チップ(記憶する部分)そのものは東芝・四日市工場で製造されています。これこそがSanDisk人気の理由、信頼を高める要因の一つであり、東芝・技術開発のスゴさを表す指標の一つです。

シェア1位のサムスンも…
世界シェア1位のサムスンも、東芝から流出した技術者の力によって成長を遂げた経緯があります(1980年代~)。サムスンはソウル工場を見せる見返りに、東芝・大分工場を見学。製造部長を引き抜き、同じ作りの工場を韓国に建設しました。3倍の報酬、4LDKのマンション、高級車などの好待遇によって70名以上をスカウトし、技術移転を推し進めたのです。

ふたたび世界一へ
世界シェアこそ1位を誇るサムスンですが、そこに東芝の技術があったことは上述の通り。「技術開発においては世界一」というプライドが東芝を支え、技術力を高め、NAND型フラッシュメモリ市場で“世界一”という名の復権を目指す技術者たちのモチベーションとなっています。

東芝ブランドのステートメントは「Leading Innovation(リーディング・イノベーション)」。グループ・スローガンは「人と、地球の、明日のために」。不正会計問題に揺れる東芝ですが、東芝の技術は本当にスゴい。「安いから」「日本製だから」という理由の他にも、「世界レベルの技術を応援したい」という思いで東芝製マイクロSDカードを選んでみるのもまた一興です。東芝Chromebook2 CB35-B3340購入理由と使った感想レビュー

東芝の四日市工場・第5製造棟は、サンディスクと共同出資



東芝・SD-C064GR7AR040Aを、安心・安全に買う方法

信頼できるショップから購入する、ということに尽きます。過去に購入経験があり、かつ信頼できるショップとして、「風見鶏」「秋葉Direct」の2つをイチオシします。私は今回、有名メモリ専門店「風見鶏」のAmazonマーケットプレイス店にて東芝・SD-C064GR7AR040Aを購入しました。最安値ではありませんが、安心・安全に「ホンモノ(写真通り)の東芝・SD-C064GR7AR040A」を入手することが目的だったため、数百円の差は惜しみません。風見鶏はネット専門店を構え、メモリカード通販ショップとしての知名度はバツグン。取引件数・評価件数の多さから得られる安心感も大きなものです。

風見鶏
運営会社:内田商事株式会社(昭和36年設立)
フラッシュメモリ専門店。2004年に通信販売業務を開始。
風見鶏でmicroSDXCカード(64GB以上のマイクロSDカード)を探す

秋葉Direct
運営会社:浜田電機株式会社(昭和32年創業)
秋葉原で開業し、60年以上もおなじ場所に実店舗を構える老舗。
秋葉DirectでmicroSDXCカード(64GB以上のマイクロSDカード)を探す

東芝microSDカード64GB(SD-C064GR7AR040A)のAmazonレビューをご覧いただいて分かるとおり、数百件の評価が寄せられる中で「JAPAN(日本製)の印字がなかった」「商品写真と違うものが届いた」「本当に東芝製?」など、偽物を疑う声まで挙がっています。信頼できるショップから購入する、安全な流通ルートを経た商品を購入する、などの注意が購入者にも求められます。

東芝
64GB microSDXCカード
NAND型フラッシュメモリのパイオニア・東芝製。JAPAN(日本・四日市工場)の安心感。



東芝・SD-C064GR7AR040Aを、買うときのポイント・注意点


自分のスマホがmicroSDXCカード対応なのかを確認
XPERIAユーザーの方はXPERIAで使えるmicroSDカード最大容量まとめ。キャリア機種別でご確認ください。microSDHCカードまでしか対応していないスマートフォンでは使うことができません。microSDカードを購入する上で基本的なことですが、東芝・SD-C064GR7AR040Aは売れている数が圧倒的に多く、安さにつられて確認を怠ってしまう購入者も多いため、しっかりとチェックしていただきたい項目です。

40MB/sであることを確認
東芝製マイクロSDカード64GBは、よく似たデザインが複数存在します。見分け方は「40MB/s」なのか「30MB/s」なのか。これらの数字は転送速度を表しています。40MB/sは速く、30MB/sは遅い。30MB/秒は安く、40MB/sは少しだけ高くなります。100~200円の違いなので40MB/sと書かれたものを購入してください。30MB/sは、40MB/s発売以前にリリースされた製品です。

JAPAN(日本製)であることを確認
東芝製マイクロSDカードには、日本製(JAPAN)、台湾製(TAIWAN)が存在します。JAPAN、TAIWAN、どちらの表示もない“無印の製品”も目撃されているようですが、私自身での確認ではないため不明とします。Amazonレビューを見ると「商品写真はJAPAN(日本製)なのにTAIWAN(台湾製)が届いた」「製造国のプリントがない商品が届いた」、という報告があります。

信頼できるショップから購入
私がメモリ専門店・風見鶏から購入した東芝・SD-C064GR7AR040Aは、JAPANの印字(プリント)がmicroSDカード本体にある日本製でした。私が購入したものと同一商品がほしいという方は、風見鶏、秋葉Directからの購入をおすすめします。商品画面で「この商品は、○○が販売、発送します」の文字をクリックすると販売業者を選択できます。デフォルト(初期設定)では最安値業者が表示されるため、風見鶏や秋葉Direct以外のショップが表示されているはずです。

東芝
64GB microSDXCカード
NAND型フラッシュメモリのパイオニア・東芝製。JAPAN(日本・四日市工場)の安心感。


モノ自体は、アジア・中国向けに用意されたパッケージ(輸出向け製品)であり、それを日本国内に輸入したものになります。製品パッケージにも「Made In Japan」「日本製造」の文字があります。ただし特定の海外国/地域向け製品である性質上、日本国内のサポートは受けられません。不具合があった場合に日本の東芝に連絡しても取り合ってはもらえない、という意味です。この点は、価格の安い“海外向けパッケージ(輸入品)”のマイクロSDカードを買う上で基本事項です。保証が必要であれば、ヨドバシなどで販売されている日本市場向け(通常品)のマイクロSDカードを、正当な値段で購入する必要があります。



まとめ

ご紹介した東芝・SD-C064GR7AR040Aの魅力・メリットは、「めちゃくちゃ安い」の一点に尽きます。東芝の日本製マイクロSDカード64GBが2,000円前後の低価格で購入できる。なぜ安く買えるのか?海外向けパッケージ(輸入品)だからです。メーカー保証・国内サポートはありません。その代わり安い。転送速度は平凡。読み出し40MB/秒はあまりに平凡。それでも売れている理由は「東芝の日本製microSDカード64GBを低価格で購入できる」という点に尽きます。金額面でおおきなメリットを感じない方、多少値段が高くても転送速度の速さを重視したい方、東芝製であることにこだわらなければ、あえてこの製品を選ぶ理由はありません。

繰り返しになりますが、東芝・SD-C064GR7AR040Aのメリットは「本来であれば高価な東芝製64GBmicroSDカードを、輸入品ならではの低価格で購入できる」という点にあります。とにかく安く東芝製の64GBマイクロSDカード(日本製)を手に入れたい!という方にはおすすめします。ご紹介した製品は、メモリ専門店・風見鶏のAmazonマーケットプレイス店にて購入しました。同じものが欲しい方は、風見鶏さんで購入されることをおすすめします。

東芝 40MB/s 普及モデル
64GB microSDXCカード
NAND型フラッシュメモリのパイオニア・東芝製。JAPAN(日本・四日市工場)の安心感。

東芝 95MB/s 超高速モデル
EXCERIA 64GB
東芝の超高速メモリーカード・EXCERIA。読み出し95MB/秒・書き込み60MB/秒・UHSクラス3。日本製64GB。東芝 EXCERIA 64GB MUH-B064G microSDXC



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