2015年12月3日木曜日

Quick Charge 2.0対応機種スマホ|注意点まとめ



Quick Charge 2.0(急速充電2)対応機種のスマホ・タブレットを一覧にまとめました。注意点、対応する充電器・モバイルバッテリーなどの情報、Quick Charge 3.0について解説しています。Quick Charge 2.0(クイックチャージ2.0チャージ)は、米・Qualcomm(クアルコム)社が開発した高速充電規格です。






Quick Charge 2.0(急速充電2)対応機種リスト


Quick Charge 2.0対応機種(docomo、au、softbank)をリスト化しました。ドコモのみ「急速充電2」の名称を用いていますが、ドコモ・急速充電2とQuick Charge 2.0は同義です。auとソフトバンクは「Quick Charge 2.0」の名称をそのまま用いています。

Qualcomm(クアルコム)社のサイト上に掲載された情報を元に作成しています。そのため、日本のメーカー製品サイトでは「Quick Charge 2.0対応」と明記されていない場合や、異なる表現方法で説明されている場合もあります(「急速充電2」など)。

「※1」とある機種は、ケーブルで直接接続した場合のみQuick Charge 2.0適用。卓上ホルダーを利用するなど、その他の充電方法では、急速充電とならない場合があります。
「※2」とある機種は、Quick Charge 3.0対応。Quick Charge 3.0対応スマホの情報は、Quick Charge 3.0対応機種・充電器まとめ。2.0との違い・利点でご確認ください。



Quick Charge 2.0対応 XPERIA スマホ


XPERIA X
XPERIA XA
XPERIA X Performance(SO-04H、SOV33、502SO)

XPERIA Z5(SO-01H、SOV32、501SO)
XPERIA Z5 Compact(SO-02H)
XPERIA Z5 Premium(SO-03H)

XPERIA Z4(SO-03G、SOV31、402SO)
XPERIA Z3(SO-01G、SOL26、401SO)
XPERIA Z2(SO-03F※1) XPERIA ZL2(SOL25※1
XPERIA A4(SO-04G)

※XPERIA Z3 Compactの対応状況については、「注意点④ XPERIA Z3 Compactは、Quick Charge 2.0対応なのか?」をご参照ください。



Quick Charge 2.0対応 XPERIA タブレット


XPERIA Z4 Tablet(SOT31、SO-05G、SGP712JP)
XPERIA Z3 Tablet Compact(SGP612)
XPERIA Z2 Tablet(SOT21※1、SO-05F※1、SGP512)



サムスン Galaxy(ギャラクシー)


サムスン GALAXY S7
サムスン GALAXY S7 edge(SCV33、SC-02H)
サムスン GALAXY S6(SC-05G)
サムスン GALAXY S6 edge(SC-04G、SCV31、404SC)
サムスン GALAXY S5(SC-04F※1、SCL23※1
サムスン GALAXY S5 Active(SC-02G)
サムスン GALAXY Note Edge(SC-01G、SCL24※1
サムスン GALAXY Tab S(SCT21※1


シャープ AQUOS(アクオス)


シャープ AQUOS ZETA(SH-01H)
シャープ AQUOS ZETASH-04F)
シャープ AQUOS ZETASH-01G)
シャープ Disney Mobile(SH-02G)
シャープ AQUOS ZETA(SH-03G)
シャープ AQUOS EVER(SH-04G)
シャープ AQUOS U(SHV35)
シャープ AQUOS K(SHF33)
シャープ AQUOS SERIE(SHL25)
シャープ AQUOS SERIE(SHV32)
シャープ AQUOS SERIE(SHV34)
シャープ AQUOS SERIE mini(SHV31)
シャープ AQUOS PAD(SH-06F)
シャープ AQUOS PAD(SH-05G)
シャープ AQUOS Compact(SH-02H)
シャープ AQUOS Xx2※1
シャープ AQUOS Xx※1


富士通 ARROWS


富士通 ARROWS NXF-05F)
富士通 ARROWS NX(F-04G)
富士通 ARROWS NXF-02G)
富士通 ARROWS Fit(F-01H)
富士通 ARROWS Tab(F-03G)


京セラ URBANO


京セラ URBANO L03KYY23)
京セラ URBANO V01KYV31)
京セラ URBANO V02
京セラ INFOBAR A03
京セラ TORQUE G02
京セラ TORQUE G02
京セラ Qua tab 01
京セラ BASIO※1


パナソニック


DMC-CM1


HTC スマートフォン


HTC J butterflyHTL23)
HTC J butterfly(HTV31)
HTC 10(HTV32)


LG スマートフォン


LG isai FLLGL24)
LG isai VLLGV31)
LG isai vivid(LGV32)
Qua phone PX


ASUS エイスース


Asus Zenfone 2
Asus Transformer T100


モトローラ Motorola


MOTOROLA Nexus 6


海外製・グローバル端末

HTC One Remix、HTC One A9 ※2、HTC One M9、HTC One(M8)、HTC Desire Eye
MOTOROLA Droid Maxx 2、MOTOROLA Droid Turbo 2、MOTOROLA Droid Turbo、MOTOROLA New Moto X、MOTOROLA Moto X Pure Edition
LG G Flex2、LG G4、LG V10
Xiaomi Mi 3、Xiaomi Mi 4、Xiaomi Mi Note、Xiaomi Mi Note Pro、Xiaomi Mi4C
ZTE Axon Pro、ZTE AXON Max、ZTE Nubia My Prague、ZTE Z9
LeTV Le MAX Pro ※2、LeTV One Max、LeTV One Pro
Vertu Signature Touch、Vestel Venus V3 5070、Vestel Venus V3 5570、SONY Xperia Z3+、Samsung Galaxy S6+、BlackBerry Priv、Ramos Mos1、Yota Phone 2



1発で分かる、Quick Charge 2.0の概要


・Quick Charge 2.0は「急速充電」の規格。充電速度が速くなる
・読み方は「くいっくちゃーじ・にーてんぜろ(つー)」
・半導体大手・Qualcomm(クアルコム)社が作った規格

・最近のandroid端末なら多くがQuick Charge 2.0に対応している
・iPhoneやiPad、iPodなどのiOSはQuick Charge 2.0非対応

・Quick Charge 2.0には2つの種類がある(Class A、Class B)
・Quick Charge 2.0 Class A(5V/9V/12V)が一般的で、スマホなどはこの形式

・新たにQuick Charge 3.0も登場した
・Quick Charge 3.0対応の製品はまだまだ少ない(2016年2月現在)

・2017年にはQuick Charge 4が登場
Quick Charge 4|進化した急速充電は「15分で50%」チャージが可能

・急速充電するには、充電される側(スマホなど)と給電する側(USB充電器やモバイルバッテリーなど)の両方がQuick Charge 2.0対応であることが必須
・充電台(クレードル)を経由した場合、Quick Charge 2.0対応スマホとACアダプターの組み合わせでも急速充電は適用されない機種がある(XPERIA ZL2、Z2など)
ドコモソフトバンクauからもQuick Charge 2.0対応の純正ACアダプターが発売されている



注意① iOS端末は、Quick Charge 2.0非対応

apple(アップル)iOS端末は、Quick Charge 2.0に対応していません。iPhone・iPad・iPod touchでQuick Charge 2.0対応製品を使用しても、Quick Charge 2.0(急速充電)の効果は得られません。Quick Charge 2.0に対応する製品は、android端末の一部のみです(2015年12月現在)。




注意② 充電台ではQuick Charge 2.0が無効になるスマホがある

上記対応表の「※1」が付いた機種は、充電台(クレードル)で充電した場合にQuick Charge 2.0が適用されません。「※1」が付いたスマホ・タブレット端末でQuick Charge 2.0・高速充電するためには、端末のmicroUSB端子に直接microUSBケーブルを挿し込みます。具体的な機種名は、XPERIA Z2(SO-03F)、XPERIA ZL2(SOL25)、XPERIA Z2 Tablet(SOT21、SO-05F)、サムスン GALAXY S5(SC-04F、SCL23)など。上記対応表やメーカー製品ページでご確認ください。私もXPERIA ZL2を使用していますが、Quick Charge 2.0(急速充電)を利用するには充電台ではなくmicroUSB端子にケーブルを直接挿し込む必要があります。




注意③ Quick Charge 2.0で高速充電するには、対応機器が必要

Quick Charge 2.0で高速充電するためには、Quick Charge 2.0対応の充電器・モバイルバッテリーを用意する必要があります。Quick Charge 2.0に対応していない充電器・モバイルバッテリーを使用しても、高速充電の効果を得ることはできません。“Quick Charge 2.0対応スマホ・タブレット端末”と“Quick Charge 2.0対応充電器・モバイルバッテリー”の組み合わせによって、はじめてQuick Charge 2.0の効果を得ることができます。

充電器Quick Charge 2.0で急速充電!おすすめできるOMAKERスマホ充電器
モバイルバッテリー15600mAhモバイルバッテリーCHOETECH B611Q
充電スピードを検証急速充電Quick Charge 2.0本当に速い?速度検証してみた

ANKER
PowerPort+ 3
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。3台同時に充電できる3ポート(USB×3個)

ANKER
PowerPort+ 1
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。1台のみ充電できる1ポート(USB×1個)




Quick Charge 2.0対応機器は、ANKER製品がおすすめ

モバイルバッテリーで1位・2位を争う人気のANKER(アンカー)製品。Quick Charge 2.0対応の充電器、モバイルバッテリーも売れています。大容量10500mAhのモバイルバッテリー・PowerCore+ 10500。USBポートを6つ搭載した急速充電器・PowerPort+ 6など、いずれもQuick Charge 2.0(急速充電2)に対応したANKERの人気商品です。

ANKER 急速充電モバイルバッテリー
PowerCore+ 10050
Quick Charge 2.0対応の急速充電モバイルバッテリー10500mAh。パナソニック製セル搭載。大容量とコンパクトを両立した人気商品 Anker PowerCore+ 10050

ANKER 急速充電ポート1個口
PowerPort+ 1
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。Anker独自技術PowerIQ搭載であらゆる機器を高速充電。Anker PowerPort+ 1

ANKER 急速充電ポート6個口
PowerPort+ 6
Quick Charge 2.0対応の急速充電器。合計6個のUSBポートを搭載。あらゆるガジェットを同時に充電。Anker PowerPort+ 6



Quick Charge 2.0対応の、CHOETECH製モバイルバッテリー

このブログではQuick Charge 2.0対応の充電器(Quick Charge 2.0で急速充電!おすすめできるOMAKERスマホ充電器)とモバイルバッテリー(QuickCharge2.0急速充電15600mAhモバイルバッテリーCHOETECH B611Q)をレビューしています。いずれもQuick Charge 2.0の効果・充電スピードをはっきりと体感できているのでオススメです。

CHOETECH
15600mAh(急速充電)
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q

CHOETECH
10400mAh(急速充電)
急速充電(Quick Charge 2.0)対応のモバイルバッテリー。大容量10400mAh。USBポート×2個で2台同時充電。CHOETECH B616Q モバイルバッテリー

CHOETECH
6ポート USB急速充電器
6つのUSBポートで6台同時充電OK。クアルコム社・Quick Charge 2.0(急速充電)対応。60Wでパワフル充電。CHOETECH 6ポートUSB急速充電器・C0041Q



Quick Charge 2.0対応の製品をアマゾンで探す

※リンク先の製品ページで「Quick Charge 2.0対応」であることをご確認ください。

Anker(アンカー)Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・充電器
Aukey(オーキー)Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・充電器
Omaker(オーメイカー)Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・充電器
CHOETECH(チョーテック)Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・充電器

QC2で急速充電、6台同時の6ポートUSB充電器がスゴい!



注意④ XPERIA Z3 Compactは、Quick Charge 2.0対応なのか?

疑問が生じた理由は、キャリア(ドコモ)・メーカー(ソニーモバイル)・クアルコム(Quick Charge 2.0開発・提供)、アクセサリーメーカーの対応表によって、「Quick Charge 2.0対応・非対応」の表記がバラバラだったからです。

クアルコム:Quick Charge 2.0対応機種の一覧に掲載している
ソニーモバイル仕様表「急速充電2」には―(非対応)のマーク
ドコモ仕様表「急速充電(ACアダプタ 05)」には○のマーク
アクセサリーメーカー:対応表に掲載している・していないケースが半々

ドコモに問い合わせた人がいた
こういうことか 建築基準法というブログで“Quick Charge 2.0対応の可否”が取り上られげていました。結論は以下の通りです。

・ドコモ側の回答は「XPERIA Z3 Compactは急速充電2の定義を満たしていないため非対応」
・microUSBケーブル直挿しなら、出力9V(Quick Charge 2.0相応)で充電できる
・充電台(クレードル)を使用した場合、Quick Charge 2.0の効果を得られない
・検証の結果、1時間で1690mAh充電できた(Quick Charge 2.0対応充電器を使用)
・ドコモの定義する急速充電2「1時間で1800mAh」には到達しなかった

この方のブログでは、「XPERIA Z3 CompactはQuick Charge 2.0対応なのか?」について非常に詳しく検証されています。ドコモへの質問・回答などのやり取りもまとめられており、XPERIA Z3 Compactユーザーの方・Quick Charge 2.0に興味のある方にとって参考になると思います。



豆知識① Quick Charge 2.0で充電中、ランプは緑色(グリーン)に光る

Quick Charge 2.0で高速充電しているとき、充電器やモバイルバッテリーのLEDランプは緑色(グリーン)に発光します。通常充電(Quick Charge 2.0ではない)の場合は青色(ブルー)にLEDランプが発光します。「Quick Charge 2.0で充電できているのか?」を見極める方法は、充電器やモバイルバッテリーのLEDランプをチェック。緑色(グリーン)に光っていれば「Quick Charge 2.0で高速充電できている」という判別ができます。例外があるかもしれませんが、Anker(アンカー)、Omaker(オーメイカー)、CHOETECH(チョーテック)など、主要各社の製品ではQuick Charge 2.0=緑色(グリーン)、従来充電は青色(ブルー)のLED発光となっています。




豆知識② Quick Charge 2.0対応充電器を、非対応スマホで使用すると…?

Quick Charge 2.0対応充電器やモバイルバッテリーを、Quick Charge 2.0非対応のスマホ・タブレットで使用した場合どうなるのか?Quick Charge 2.0は適用されず、急速充電の効果は得られません(9Vや12Vにはならない)。しかし通常の充電器・モバイルバッテリーとしては問題なく使用することができます(5Vで充電される)。「Quick Charge 2.0対応充電器を非対応スマホで使用すると、Quick Charge 2.0の効果は得られないが、普通の充電器としては使える」というのが答えです。


豆知識③ Quick Charge 2.0には、2つの種類がある

Quick Charge 2.0 Class A (5V/9V/12V)
Quick Charge 2.0 Class B (5V/9V/12V/20V)

私たちが使うQuick Charge 2.0対応製品は、「Quick Charge 2.0 Class A」がほとんど。これは5V・9V・12Vの電圧を切り替えて充電を行う方式です。「Quick Charge 2.0 Class B」は20Vの電圧にも対応しており、ラップトップ・ノートパソコンでの使用が想定されています。


豆知識④ Quick Charge 3.0、新登場。対応機種は?

Quick Charge 3.0は、Quick Charge 2.0に比べて最大27%高速化された新規格。2015年9月にクアルコム社が発表しました。クアルコムが提供するSnapdragon 820、620、618、617、430(2016年以降発売のスマートフォン・タブレット端末)に搭載予定。Quick Charge 1.0(初代)と比べて、約2倍の充電スピード高速化に成功しているとのことです。2代目となるQuick Charge 2.0は、Snapdragon 800、600、400から搭載されました。3代目となるQuick Charge 3.0では、3.6V~20Vの範囲内で電圧を切り替えることができます。Quick Charge 3.0対応スマホの情報は、Quick Charge 3.0対応機種・充電器まとめ。2.0との違い・利点でご確認ください。

Quick Charge 3.0対応機種・充電器まとめ。2.0との違い・利点


Quick Charge 3.0 対応機種(スマホ・タブレット)

HTC One A9、LeTV Le MAX Pro、Xiaomi Mi 5、LG G5、HP Elite x3

Quick Charge 3.0 対応のUSB充電器・モバイルバッテリー


Quick Charge 3.0
Aukey USB充電器
Quick Charge 3.0(急速充電)対応のUSB充電器。Aukey(オーキー)製。microUSBケーブル1本付属。Aukey USB充電器

Quick Charge 3.0
ANKER USB充電器
Quick Charge 3.0(急速充電)対応のUSB充電器。ANKER(アンカー)製。18ヶ月の長期保証つき。ANKER USB充電器

Quick Charge 3.0
20100mAhモバイルバッテリー
Quick Charge 3.0(急速充電)対応のモバイルバッテリー。大容量20100mAh。RAVPower(ラブパワー)製。RAVPower モバイルバッテリー20100mAh

Quick Charge 3.0対応機種・充電器まとめ。2.0との違い・利点



豆知識⑤ ANKER(アンカー)PowerIQって、Quick Charge 2.0なの?

違います。PowerIQは、Anker(アンカー)が開発した技術です。Quick Charge 2.0は、Qualcomm(クアルコム)が開発した高速充電規格。PowerIQとQuick Charge 2.0は同じではありません。AnkerのPowerIQテクノロジーは、機器ごとに最適な電流を送る技術。Quick Charge 2.0はクアルコムが開発した高速充電規格で、通常5Vまでの電圧を9Vまたは12Vに変えることで充電スピードを速めることができる技術です。

Anker(アンカー)Quick Charge 2.0対応モバイルバッテリー・充電器




最後に…、Quick Charge 2.0はキャリア・メーカーの表記がわかりづらい!

Quick Charge 2.0対応のandroid端末・スマホ機種のまとめでした。ページを作成するにあたり、メーカー・キャリア・クアルコム社の関連ページを調べていて感じたことは、「非常にわかりづらく、ユーザーにとって不親切」ということです。Amazonでモバイルバッテリーや充電器を検索すれば、「Quick Charge 2.0対応」の文字を見つけることができます。我々ユーザーにも「Quick Charge 2.0」が浸透している中、ドコモ式「急速充電2」の呼称は一般的ではなく、混乱を招きます。端末メーカーによっても「Quick Charge 2.0対応」をサイト上でアピールしている会社・そうでない会社があり、パッと見で「Quick Charge 2.0に対応しているかどうか」を見極めることが困難。この調子では、Quick Charge 2.0の周知はまだまだ遅れるだろうと感じました。

Quick Charge 2.0は米・クアルコム社が開発した規格です。世界標準で「Quick Charge 2.0」と呼ばれており、auやソフトバンクではQuick Charge 2.0の名称をそのまま用いています。ところがドコモではQuick Charge 2.0相応の充電を「急速充電2」という呼称に言い換えています。さらには「急速充電2」「急速充電」の2つを「急速充電」という呼称に統一したため、仕様表を見ても「急速充電2」の表記は見当たらず、「急速充電」とだけ書かれています。ドコモが「急速充電2」の呼び名を捨てたかと思えば、富士通ARROWS Tab(ドコモF-03G)製品ページでは「急速充電2対応」の表記が残されており、「お前まだ急速充電2って言ってるの?」状態。ドコモが呼び出した「急速充電2」を律儀に守る富士通がかわいそう…とすら思いました。

すべてのメーカー、キャリアが「Quick Charge 2.0」で統一表記してくれれば、ユーザーにとっては分かりやすく親切であると思いました。ただでさえ分かりづらいQuick Charge 2.0。各社が足並みを揃え、ユーザー目線に立った表記・説明を心がけてほしいと感じました。


ドコモ(docomo)製品ページで「急速充電2(Quick Charge 2.0相当)」対応を見分けるには?
「急速充電」という1つの呼称に統一されてしまった「急速充電2」と「急速充電」。どのように違いを見分けるのか。方法としては、ドコモ製品ページ・仕様表の「急速充電 ACアダプタ 04/ACアダプタ 05」の欄をチェックします。「ACアダプタ 05」に○があれば急速充電2(Quick Charge 2.0)相応の充電ができると判断できます。ただし例外もあるため、必ずしも全部に当てはまる判断方法ではありません。
「充電時間」の欄をチェックして「ACアダプタ 05利用時の充電時間です」と注釈があれば、急速充電2相応の充電ができると判断できます。ただし「ACアダプタ 04利用時と充電時間が変わらない」場合もあるので、仕様表をよくお確かめください。





ドコモ・au・ソフトバンク純正ACアダプター 定格・仕様

キャリア3社・純正ACアダプターの定格・仕様をまとめました。いずれもQuick Charge 2.0対応です(ドコモは急速充電2相当)。

ドコモ ACアダプタ05
入力: AC100V~240V 0.40A 50/60Hz
出力: DC5.0V 1.8A/DC9.0V 1.8A/DC12.0V 1.35A
ケーブル長: 約120cm
Amazonで「ACアダプタ05」を購入する

au 共通ACアダプタ05
入力: AC100-240V 0.5A 50/60Hz
出力: DC5.0V 1.8A/DC9.0V 1.8A/DC12.0V 1.35A
ケーブル長: 約1.5m
Amazonで「共通ACアダプタ05」を購入する

ソフトバンク SoftBank SELECTION スマートフォン用Qualcomm® Quick Charge™ 2.0対応 ACアダプタ(SB-AC12-HDQC/WH)
入力: AC100-240V 50/60Hz共用/0.5A
出力: DC5.0V/1.8A、DC9.0V/1.8A、DC12.0V/1.35A
ケーブル長: 約1.5m
Amazonで「SB-AC12-HDQC/WH」を購入する


CHOETECH
15600mAh(急速充電)
Quick Charge 2.0対応。クアルコム社の高速充電規格で急速充電。15,600mAh大容量。2つのUSBで2台同時充電。Quick Charge 2.0対応 15600mAh CHOETECH B611Q

CHOETECH
10400mAh(急速充電)
急速充電(Quick Charge 2.0)対応のモバイルバッテリー。大容量10400mAh。USBポート×2個で2台同時充電。CHOETECH B616Q モバイルバッテリー

CHOETECH
6ポート USB急速充電器
6つのUSBポートで6台同時充電OK。クアルコム社・Quick Charge 2.0(急速充電)対応。60Wでパワフル充電。CHOETECH 6ポートUSB急速充電器・C0041Q

QC2で急速充電、6台同時の6ポートUSB充電器がスゴい!

QuickCharge2.0急速充電15600mAhモバイルバッテリーCHOETECH B611Q

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急速充電Quick Charge 2.0は本当に速い?速度を検証してみた

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