2016年4月25日月曜日

ソニーのイヤホンで使う「SONY製イヤーピース」選び方&おすすめ商品


ソニーイヤーピースおすすめの選び方

XPERIA、ウォークマンのイヤホン用イヤーピースをなくしたら。イヤーピース紛失時に買うべきソニー製のスペア製品をご紹介します。2つの交換用イヤーピース「EP-EX11」シリーズと「EP-EXN50」シリーズ。2製品の違い、実際に使い比べてみた感想、オススメ製品、購入時に注意すべきポイントを解説しました。「どのイヤーピースを買えば良いのか?」が分かります。





2種類のソニー交換用イヤーピース


多くの主力イヤホンに対応した、EP-EXN50シリーズとEP-EX11シリーズ
ソニーからは数種類の交換用イヤーピースが発売されています。ほぼ同じ外観を持つ「EP-EXN50シリーズ」と「EP-EX11シリーズ」。この2製品は、現在発売されている多くのウォークマン・XPERIA用イヤホンに対応したスペア・イヤーピースです。「EP-EX11」「EP-EXN50」対応機種・対応イヤホンのリスト一覧は、記事中に掲載しています。

装着面では互換性アリ
EP-EX11シリーズが装着できるイヤホンであればEP-EXN50シリーズも装着でき、その逆もまた然り。EP-EXN50シリーズが装着できるイヤホンならば、EP-EX11シリーズも装着できます。「装着」という点については、2種類に互換性があるため、どちらを購入しても装着できる、ということになります。

MDR-NWNC33、MDR-EX31BNイヤホンにも対応
私が使用している2本のノイズキャンセリングイヤホン、MDR-NWNC33(有線)とMDR-EX31BN(無線)は、いずれも「EP-EX11シリーズ」のイヤーピースが付属していました。まったく同じものに交換するのなら「EP-EX11シリーズ」を買えばOK。「EP-EXN50シリーズ」を装着することもできます。

EP-EX11M(左)、EP-EXN50M(右)

EP-EXN50M(左)は、スポンジが仕込まれている



EP-EXN50、EP-EX11シリーズ。2種類の違い


EP-EXN50(スポンジ有り)
「EP-EXN50シリーズ」は、イヤーピース内側にウレタンスポンジが詰め込まれたモデル。遮音性と快適性を追求した“上位モデル”とお考えください。ちょっと良いイヤーピースが欲しければ「EP-EXN50シリーズ」を選んでください。実売価格は900円前後です。

EP-EX11(スポンジ無し)
「EP-EX11シリーズ」にはウレタンスポンジが無く、内部はスカスカの空洞。“標準的なノーマルモデル”が「EP-EX11シリーズ」とお考えください。普通に使えればOK、安価な交換用イヤーピースを入手したい方は、「EP-EX11シリーズ」を購入してください。実売価格は500円前後です。

ウレタンスポンジが詰め込まれた、「EP-EXN50シリーズ」

内部がスカスカ(空洞)の、「EP-EX11シリーズ」



EP-EXN50はサイズ3種、EP-EX11はサイズ5種+2カラー


EP-EXN50(3サイズ・黒のみ)
スポンジ有りの「EP-EXN50シリーズ」には、S・M・Lの3サイズが用意されています。色はブラック(黒)の1色のみ。「EP-EXN50シリーズ」にはホワイトが無いため、白いケーブルのイヤホンに装着する場合には、“白黒のパンダカラー”になってしまいます。

EP-EX11(5サイズ・2カラー)
スポンジ無しの「EP-EX11シリーズ」は、SS・S・M・L・LLの5サイズ。色はブラック(黒)とホワイト(白)の2色が用意されています。耳穴の小さな方・大きな方は、EP-EX11SS(SSサイズ)もしくはEP-EXN50SS(SSサイズ)を購入してください。白いケーブルのイヤホンをお使いの方は、「EP-EX11シリーズ」のホワイトを選択してください。




EP-EXN50、EP-EX11シリーズ対応機種のイヤホン

下記のインナーイヤーレシーバー、カナル型イヤホン、ステレオヘッドセットは、「EP-EXN50シリーズ」と「EP-EX11シリーズ」の両方に対応しています。掲載イヤホンは一例ですので、下記以外にも使用できるイヤホンがあります。形状や型番などをヒントにご判断ください。

MDR-EX31BN、MDR-NWNC33、MDR-NC31EM、MDR-NC31、MDR-NC033、MDR-NWN33S、MDR-EX750(h.ear in)、MDR-EX750AP(h.ear in)、XBA-300、MDR-EX250、MDR-EX150、XBA-A3、XBA-A2、XBA-A1、XBA-100、XBA-Z5、MDR-XB70、MDR-XB50、MDR-EX650、MDR-EX450、MDR-EX15LP、MDR-EX110SP、MDR-EX110LP、XBA-C10、MDR-EX25LP、MDR-EX140LP、XBA-40、MDR-XB90EX、MDR-EX220LP、MDR-EX1000、MDR-EX750BT(h.ear in wireless)、SBH50、SBH20、MDR-EX750NA(h.ear in NC)、MDR-EX250AP、MDR-EX150AP、MDR-XB50AP、MDR-EX450AP、MDR-EX15AP、MDR-EX110AP、MDR-EX150IP、XBA-C10IP、MDR-EX110IP、MDR-NC750、MDR-NW750N

EP-EXN50シリーズ(実売900円前後・ウレタン有り)
EP-EXN50S(Sサイズ・4個入り)
EP-EXN50M(Mサイズ・4個入り)
EP-EXN50L(Lサイズ・4個入り)

EP-EX11シリーズ(実売500円前後・ウレタン無し)
EP-EX11SS(SSサイズ・4個入り)
EP-EX11S(Sサイズ・4個入り)
EP-EX11M(Mサイズ・4個入り)
EP-EX11L(Lサイズ・4個入り)
EP-EX11LL(LLサイズ・4個入り)



EP-EXN50MとEP-EX11Mを使った感想、比較

「EP-EXN50M」と「EP-EX11M」、2つの製品を購入し、実際に使ってみました。どちらもMサイズです。結論から言えば、装着感・密閉性・遮音性にハッキリした違いがあり、「EP-EXN50M」のほうが優れていると感じました。Amazonカテゴリランキングでベストセラー1位に輝いているのも「EP-EXN50M」です。

イヤーピース・EP-EXN50Mを使った感想
「EP-EXN50M」シリーズは、内部に低反発ウレタンスポンジを採用したことでフィット感が向上。それにより遮音性が向上したとされています。実際に使ってみても、耳穴をしっかりと塞ぐ密閉感、それに伴う遮音性を実感することができました。より良い装着感と遮音性、それにより得られる快適性と高音質を求めるならばEP-EXN50シリーズを買うべきです。私はMサイズの「EP-EXN50M」を購入しました。

イヤーピース・EP-EX11Mを使った感想
私が今まで使っていたのは、こちらの「EP-EX11M」でした。ソニー製イヤホンに標準装備されているイヤーピースです。至ってノーマルな装着感となっており不満を感じない製品ですが、スポンジ有りの「EP-EXN50M」と比べればフニャフニャした「EP-EX11M」は密閉感・フィット感でやや劣っていると感じます。遮音性でも「EP-EXN50M」には一歩及ばず、外部のノイズ(騒音)を少しだけ感じやすいのが「EP-EX11M」です。

遮音性・密閉感・フィット感の3つで優れていると感じた、EP-EXN50シリーズ



ソニー製イヤーピースのおすすめは、EP-EXN50シリーズ

「EP-EX11シリーズ」がダメな製品というわけではなく、むしろ不満なく使える完成度の高いイヤーピースと言えますが、「EP-EXN50M」と使い比べた場合にハッキリ違いが感じられるため、オススメしたいのは「EP-EXN50シリーズ」です。サイズはS・M・Lサイズの3種。実売価格も900円前後。Mサイズの「EP-EX11M」は、Amazonのイヤーピース・カテゴリでベストセラー1位に輝いており、「アマゾンで最も売れているイヤーピース」となっています。

多少高くてもフィット感と遮音性を追求したソニー製イヤーピースが欲しければ、「EP-EXM50」シリーズを選択してください。私は2製品を購入し、違いを比較してみましたが、「EP-EXN50M」のほうをメインで使用していきたいと思います(MDR-NWNC33、MDR-EX31BNイヤホンで使用)。

EP-EXN50シリーズ(実売900円前後・ウレタン有り)
EP-EXN50S(Sサイズ・4個入り)
EP-EXN50M(Mサイズ・4個入り)
EP-EXN50L(Lサイズ・4個入り)

EP-EX11シリーズ(実売500円前後・ウレタン無し)
EP-EX11SS(SSサイズ・4個入り)
EP-EX11S(Sサイズ・4個入り)
EP-EX11M(Mサイズ・4個入り)
EP-EX11L(Lサイズ・4個入り)
EP-EX11LL(LLサイズ・4個入り)




購入時に注意すべきポイント

※サイズ、色の選択を忘れずに
Amazonで購入する場合、タブ切り替えで「サイズ」を選択できます。サイズの選択忘れにご注意ください。「EP-EX11シリーズ」はサイズ選択に加えて、「ブラック」または「ホワイト」を選択できます。白いケーブルイヤホンをお使いの方は「ホワイト」を選択してください。
防水ウォークマン(NW-W270Sなど)で使うイヤーピースは、「EP-EX11シリーズ」です。「EP-EXN50シリーズ」はスポンジに水が染み込んでしまいますので非対応です。

※「EP-EX11」「EP-EXN50」シリーズは、4個入り
Amazonなどの通販サイトに掲載された商品写真では、「1個だけ」「2個だけ」といった誤解を招く画像があります。Amazonレビューでも「商品写真を見ただけでは何個入りなのか分かりづらかった」という意見が見られました。イヤーピース「EP-EX11」「EP-EXN50」シリーズは、4個入りです。イヤーピース4個セットで一つの商品です。掲載された商品写真が「イヤーピース1個(あるいは2個)をデカデカと写した画像」だった場合にも、安心してご購入ください(1個だけバラ売りしますという特殊な場合を除き)。

※現在使用しているイヤーピースのサイズが分からない場合
イヤーピース自体にサイズ表記・刻印はありませんが、イヤホン内部の芯の色でサイズを見分けることができます。

ソニーイヤーピースの色、サイズによる違い
グリーン(緑)⇒ Mサイズ
ライトブルー(水色)⇒ Lサイズ
バイオレット(紫)⇒ LLサイズ
オレンジ⇒ Sサイズ
レッド(赤)⇒ SSサイズ。

どちらの製品も、「4個入り」



ハイブリッドイヤーピース、ノイズアイソレーションイヤーピースの意味


ハイブリッドイヤーピースの意味
ソニーの「ハイブリッドイヤーピース」とは、“硬さの異なる2種のシリコンを組み合わせたイヤーピース”のことを意味します。「低硬度シリコン」「高硬度シリコン」の2つから成る、“ハイブリッド”なイヤーピースです。
耳穴(外耳道)に触れる外側には、柔らかい「低硬度シリコン」を採用。フィット感や密閉度の向上、長時間の装着でも疲れにくい快適性が期待できます。芯の部分には硬い「高硬度シリコン」を採用。音の通り道である芯の形状確保、先端潰れによる音質の劣化を防いでくれます。
EP-EX11シリーズは、製品パッケージにも「ハイブリッドイヤーピース」と書かれています。EP-EXN50シリーズは「ノイズアイソレーションイヤーピース」と書かれていますが、製品サイトには「ハイブリッドイヤーピース採用」の記述があり、構造を見てもハイブリッドイヤーピースを兼ねていることが分かります。

ノイズアイソレーションイヤーピースの意味
ソニーの「ノイズアイソレーションイヤーピース」とは、“内側に低反発ウレタンフォームを採用したイヤーピース”のことを意味します。ウレタンスポンジによって密閉性やフィット感がより向上し、ノイズ(騒音)の徹底排除が期待できるモデルです。ノイズアイソレーションイヤーピースも「低硬度シリコン」と「高硬度シリコン」の2素材を組み合わせた製品なので、「ハイブリッドイヤーピース」を兼ねているともいえます。
「ノイズ(騒音)をアイソレーション(分離・隔離)するイヤーピース」という意味でノイズアイソレーションイヤーピースと命名されています。EP-EXN50シリーズは、「ノイズアイソレーションイヤーピース」。型番に“N(Noise-isolation)”の文字が含まれています。

低反発ウレタンフォームが仕込まれたものが、「ノイズアイソレーションイヤーピース」

EP-EX11シリーズは「ハイブリッドイヤーピース」、EP-EXN50シリーズは「ノイズアイソレーションイヤーピース」

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